平成27年予算委員会 全部の補足質疑( 3月12日)
インターナショナルセーフスクール
○辻薫委員 特に、このインターナショナルセーフスクールの認証を取得した朋有小学校では、地域、保護者が一体となって、この児童見守りネットワークを広げていると伺いましたけども、この取り組み、現状について伺いたいと思います。
○清野教育指導課長  朋有小学校では地域の皆様、保護者の皆様と協力をいたしまして、子どもの安全を考えるワークショップというものを開催しております。地域の皆様方から子どもにとって危険と思う場所に関する情報を集めましてお寄せいただくようお願いしましたところ、延べ450件もの意見が寄せられまして、その御意見を安全点検マップに落とし込んでいく。もちろんその危険箇所については定点観測をして、精査をした上でですけれども、こうした取り組みによりまして、学校だけでなく、地域も含めて子どもたちを見守る、安全を確保するという機運が非常に高まってきているという状況にございます。
○辻薫委員  今回、インターナショナルセーフスクールの取得というところで、取り組んでいる学校は限られておりますけれども、この防犯カメラについては全小学校に計画的に設置していくというところでは、そういう意味ではセーフコミュニティの1つの大きな取り組みであります区民ひろばとの協力によって安全を確保していくということもありますけども、区民ひろばとしてはこういった安全の取り組みにつきましてはいかがでしょうか。
○八巻地域区民ひろば課長  インターナショナルセーフスクールの取り組みに関して、区民ひろばは地域のお子様たちの安全を見守るということで、お子様たちは学校が終わりますと地域に出て遊んだりしますので、そういった中で地域の皆さんがお声をかけたり、安全を見守るというのは非常に大事でございます。ですので、今回、朋有小学校は再認証、そして富士見台小学校は初めて認証を得るという形で、ひろばとして何をやっていったらいいのだろうかという取り組みを地域区民ひろば課とそれからセーフコミュニティ推進室、教育委員会とタイアップしまして進めているという段階にございます。
○辻薫委員  まとめますけれども、先ほど治安対策課からお話を伺った商店街等の防犯カメラも、巣鴨一丁目、島村委員の地元ですけれども、いち早く2008年1月に国道沿いに10台設置して、高野区長にも始動式に参加していただきましたけども、ここから始まっていよいよ学校の通学路ということになりますけれども、やはり今言ったインターナショナルセーフスクールとセーフコミュニティということで、今まで取り組んできたことが生かされていくんではないかなと思っております。以前より私はインターナショナルセーフスクールにつきましては限られているので、全校で展開してほしいということでお話をさせていただきました。そういった意味で、今回いよいよ全校でこの設置をするということでございますので、ぜひ先ほどのセーフスクールで築かれました学校、保護者、そして地域の見守りネットワークの取り組みを全校で展開していただくよう要望いたしまして、質問を終了いたします。
○三田教育長  今後の重要な課題について御提案をいただいたと受けとめさしていただきますが、セーフスクールと防犯カメラの設置というのがどう連動するかというと、やはりセーフスクールで私たちが得てきたのは、学校は学校、教員は教員、地域は地域で総合化して、まちの安全、子どもの安全を考えていこうという、そういうことをシミュレーション繰り返しながらデータをしっかり集めて、データの客観性をしっかり分析して、そこから学んで行動化しているという問題解決の仕方をしておりました。そういう中で大変私どもも気にしていたのは、安心・安全メールの中に子どもたちが声かけられたとか、犯罪につながるような、そうした事例がたくさんございます。これは現在でも続いております。したがって、子どもたちや大人の目がないところで、いかに抑止力、予防的な対応ができるような対策を講じるかということが今後非常に大事になってくると。それから委員御提案のように、私どもも2校がやっている、あとは知らないじゃなくて、2校の経験というのは即座に全校に広げて、使えるものはどんどん使っていくということでやっておりますので、そうした精神でこの防犯カメラの広がりというのも大きな役割を演じていくと考えておりますので、今後も一層安全・安心の対策について所管課と連携しながらしっかりやってまいりたいと思います。
○高野区長  子どもたちの登校ということで、セーフスクール、セーフコミュニティの関係幅広く区民ひろばというような形でいろいろお答えをさせていただきました。けさもテレビで、西東京市で連続放火11件、犯人の割り出しは防犯カメラが2カ所から写したところを分析した中で逮捕に踏み切ったというような形のニュースを伺いまして、改めて防犯カメラの威力といいますか、そういう面では安全・安心につながっていく基本的なものであるとの認識をしたわけでありますので、今後プライバシーの問題等もありますけど、これらについては積極的にセーフコミュニティ、国際認証都市として子どもたちの登校だけではなくて、いろんな面で推進をしてまいりたいと思います。