平成27年予算委員会 全部の補足質疑( 3月12日)
通学路における防犯カメラ設置
○辻薫委員  よろしくお願いします。私からは、通学路における防犯カメラ設置について伺います。防犯カメラについては我が会派より、以前から学校などの教育施設や他の公共施設への設置を要望しまして、現在100台ほど設置されていると伺っております。そして昨年第3回定例会の一般質問で我が会派の西山議員が、通学路おける防犯カメラの設置を提案した際、来年度より通学路防犯設備整備事業を活用して計画的に設置していくとの答弁をいただきました。教育委員会の安全・安心の取り組みに改めて敬意を表するものでございます。
 そして防犯カメラは、先月、川崎市で中学1年生が殺害された痛ましい事件でも事件解明の一助となったわけでございます。しかしながら、何よりも期待されるのは子どもたちを犯罪から守る抑止力と私は思います。子どもたちを犯罪や事件から守る取り組みを中心に伺いたいと思います。まず通学路における防犯カメラの設置計画についてお示しください。
○井上学校運営課長  通学路の防犯カメラにつきましては、委員御指摘のとおり東京都通学路防犯設備整備事業というのがございまして、これを活用いたしまして、平成27年度より3カ年かけて全小学校の通学路に配置してまいります。
○辻薫委員  一般質問では町会単位で進めている地域見守り活動支援事業等の防犯カメラ設置事業とも調整を図ってまいりますということなんですけれども、参考として伺いたいと思いますけども、現在までのこの地域見守り活動支援事業で防犯カメラの設置された台数等状況について伺いたいと思います。
○居原治安対策担当課長  当課で所管している事業につきましては、今年度の3月末で約661台となる予定でございます。
○辻薫委員  そのうち、商店会とか町会はどうなんでしょうか。
○居原治安対策担当課長  内訳につきましては、商店街、町会等の防犯カメラが504台となります。また、マンションの防犯カメラの助成事業も行っておりますので、そちらにつきましては38棟、157台となっております。
○辻薫委員  それでこの地域の見守り活動支援の事業における防犯カメラの設置補助条件で、防犯のための見守り活動を行うとしておりますけれども、改めて地域見守り活動支援事業の目的についてお聞かせください。
○居原治安対策担当課長  本事業の目的におきましては防犯につきまして自主的な取り組みを支援することでございます。防犯活動を支援しまして、最終的には地域のきずなの再生、これを図ることが大きな目的となっております。
○辻薫委員  さっきマンションの話が出ましたけども、マンションの防犯カメラの設置補助に当たっての条件についてもお聞かせください。
○居原治安対策担当課長  事業につきましては、防犯カメラ等の機器を取りつけるだけではございません。積極的な防犯活動をしていただくことを促すためでございますので、自主的な防犯活動に取り組むことを条件としております。
○辻薫委員  この地域見守り活動支援事業において、防犯カメラが設置された場合も、また、マンションの場合も、いずれも日常的な防犯への取り組みが補助条件となっておりますけれども、やはりこの通学路における防犯カメラの設置においても同様に、既に実施しているところもあると思いますけども、保護者や地域住民の皆様にこういった地域の見守りの活動への御理解とか協力というのが必要だと私は思っていますけども、この点についてはいかがでしょうか。
○井上学校運営課長  通学路の防犯カメラの設置につきまして、これまでも通学路の合同点検などを通じていろいろと御要望などもございました。通学路の合同点検につきましては学校、保護者、そして地域、そして警察、道路管理者などが皆で共同で実施をしているというところで、非常に横の連携をとれているものでございます。防犯カメラの設置などにつきましても地域の御意見などを承りまして御相談させていただきながら検討を進めていきたいと考えているところでございます。
○辻薫委員  地域の中には、やはり子ども110番で協力いただいているお宅もございます。そういった意味ではそこへの理解も必要だと思いますけど、この点はいかがでしょうか。
○井上学校運営課長  子ども110番の家では大変多くの方々、区内で申しますと1,433人程度の方に御協力いただいているところでございます。このような地道な活動に御協力いただいている方々の御意見などについてもお聞きできるような方法を考えて取り組んでまいりたいと考えております。
○辻薫委員  ぜひよろしくお願いいたします。