平成26年決算委員会 辻薫 10月 9日 福祉衛生費

歯と口腔の健康づくり対策

○辻薫委員  私のほうからは保健衛生費につきまして伺いたいと思います。歯と口腔衛生についてですけれども、この25年に豊島区歯と口腔の健康づくり推進条例が施行されました。この条例につきまして、私も平成24年第1回定例会で、生涯を通じた効果的な歯科口腔保健対策の推進という観点から、地域の現状や課題を踏まえた上で、その施策の後ろ盾となるような形ということで、条例化を訴えさせていただいたものでございます。そしてこの24年12月に条例が制定されて、そして25年4月に施行されたということでございます。まず制定後、特に啓発が中心だったかと25年度は思いますけれども、この区民等への啓発などの事業につきましてお聞きしたいと思います。

○佐野健康担当部長  歯と口腔の健康づくり対策についてでございます。ただいまのお話ございましたように25年4月1日に条例を施行いたしました。その後、その条例の趣旨を区民の皆様にお知らせするということでさまざまな啓発活動を行っております。まず歯科医師会と連携いたしまして、区内の歯科医療機関、それから区のあらゆる施設に作成いたしました計画の概要版とそれからチラシを置いて啓発をする。それから区のイベント、それから各課で行っております講座、講演会等で歯と口腔に関するテーマでやってくださいというお願いをしましてやっていただくというようなこと。それから歯科医師会の事業であります講座、講演会においても重点的に区民の方を対象にした歯と口腔の健康づくりに関するテーマをやってくださいということ、それから最近でございますが、今年度に入りましてからは、そうした歯と口腔の健康づくりの啓発をさらに地域に進めるということで、歯科医師会が講師派遣をするという出張講座をやりますということで、区とタイアップして広報に載せて募集しているところでございます。

○辻薫委員  さまざまなそういったPR活動を行った25年ですけれども、ちょっと具体的なこの事業として、歯周疾患検診事業について伺いたいと思います。成果報告書の47ページに書いてありますけれども、平成25年には私どもも要望いたしましたけれども、事業の拡充をしていただきました。その概要と、また成果につきましてお聞きしたいと思います。

○佐野健康担当部長  25年度は拡充事業といたしまして、対象年齢の拡大を行いました。40歳、50歳、それから60歳、60歳以上の対象年齢を5歳刻みにするために、25年度の拡充事業で65歳をやりまして、現在では40歳、50歳、それから60歳、65歳、70歳、75歳、80歳という対象年齢にいたしました。それでその成果ということでございますけれども、これは歯周疾患検診の従前からの大きな課題なんですけれども、21年度以降25年度に至るまで7%台、そして24年度、25年度は8%台ということで、さまざまPRや啓発を強くやっているつもりですけれども、なかなか受診率は上がってこないということで、私どもも今後も大きな課題として対応を強化していく考えでございます。

○辻薫委員  確かにこの受診率は8.8%と、24年と同じように8.8%でしたけれども、やはりこれ見ますと受診者が1,918人ということで、前年の1,602名からふえているということで、決してこの受診率だけではわからないところもあったかなというふうには私は理解しているところでございます。