250314予特(第8日)_0006

平成25年予算特別委員会 1~9款の補足( 3月11日)

振り込め詐欺の状況と防災無線での呼びかけ

○辻薫委員  それで、あわせて、この地域安全対策については、振り込め詐欺、このことも安全・安心メールで盛んに注意喚起していただいておりますけれども、現在の被害状況、これについてお聞かせください。

○稲村治安対策担当課長  振り込め詐欺の被害状況についてですけども、平成24年1月から12月の1年間ですけども、都内におきましては、認知件数は2,101件、23年に比べまして538件増加しております。被害額につきましては約59億1,000万円ということで、23年に比べまして22.9億円増加しております。

また、豊島区内におきましては、昨年1年間、59件発生をしておりまして、平成23年に比べまして22件ふえております。また、被害額ですけども、1億5,600万円ということで、23年に比べまして8,000万増加をしているところであります。

ちなみに、平成25年、ことしに入ってからですけども、2月末現在で13件認知をしておりまして、被害額につきましては2,500万円被害に遭っているというところでございます。

○辻薫委員  いまだやまない振り込め詐欺ですけれども、実は私も近くの方で被害に遭ったという話を伺いました。そうしましたら、振り込め詐欺に遭う前に、金融機関と警察との連携で、事前にそれを察知して、最終的には検挙したという事例がございました。やはり今、銀行なんかも、連絡をすると不審に思って、急にお金をおろすという話ですから、不審に思って銀行マンが駆けつけると。そういったときに、被害に遭われそうな方というか、その場では本当にもう必死になっているので、なかなか気がつかないんですけども、マニュアルを見せるそうなんです。順番に、携帯番号を変えられたとかですね。それを見せると、あっ、このとおりだということで、納得したということで、犯人逮捕につながっていったわけですけれども、こうした事例をも含めまして、ぜひ具体的な取り組みを行っていただきたいと思います。

ことしに入って2,500万、もう既にまたそういった被害が出ているということでやっていると思うんですけども、2月は振り込め詐欺取り締まり強化月間ということで、防災無線を使っての注意喚起もしていただきましたけれども、この効果についてはいかがだったんでしょうか。

○佐藤防災課長  先ほどの辻委員からの御質問が、防災無線の効果についてということでございましたので、防災無線を所管している身として答弁を申し上げたいと思います。

通常、偶数月でございますので、年金の支給の日の前後に、詐欺に御注意くださいという放送をしているところでございますけれども、2月を特別に強化月間ということで、また年明け以降、被害が出てきているということも受けまして、回数をふやして実施をいたしました。日数もふやしておりますし、回数も午前の10時、それから午後の3時といったような形で強化をして放送したところでございます。

率直に申し上げまして、私どものほうに来る反響のとらえ方としては苦情ということになるわけでございますけれども、非常にうるさいといったような苦情なども一定ございましたので、音声による周知というのは区内の津々浦々にするわけでございますので、一定の効果はあったのではないかと。メールでございますと、やはりどうしても携帯機器など取り扱いになれている方しか届かないということがございますけれども、音声情報ということでさせていただいたことで、一定の周知の効果を上げているものと考えております。

○稲村治安対策担当課長  防災無線の関係で1点補足ですけども、確かにうるさいという苦情、相当数、相当数でもないですけども、受けましたけども、巣鴨警察署からの情報によりますと、防災無線を聞いたことによって、私、振り込め詐欺の被害に遭ったんじゃないかといいますか、不審電話だったんじゃないかということで、3件ほど110番通報がありました。ですから、未然防止ということでは一定の効果があったと考えられると思います。

○辻薫委員  本当にありがとうございます。やはりパトロールにしても、振り込め詐欺の対策についても、先ほど言いましたけど、銀行等の連携だとか、さまざまな形で連携してやっていくことが効果につながっていくんではないかなと思っておりますので、きょう出席されている課長の皆さんも、いつもパトロールに参加していただいていますけども、今後とも引き続き御協力いただきたいと思いまして、最後にお話しさせていただきました。ありがとうございました。