平成25年予算特別委員会 1~9款の補足( 3月11日)
強引な客引き等地域安全対策
○辻薫委員 どうぞよろしくお願いいたします。私からは、地域安全対策関係経費について伺いたいと思います。
大分外も騒がしいんですけれども、先週、南池袋で居酒屋の店員が執拗な客引き行為をして逮捕されたといった報道が、私、たまたまテレビで見ていたんですけど、されました。まず、この状況につきまして伺いたいと思います。
○稲村治安対策担当課長 先週の金曜日、8日ですけども、午後7時ごろ、池袋駅前におきまして、私服のパトロールをしている者に対しまして居酒屋の客引きを行いました。これをやったことによって、飲食店従業員24歳の男性、これを現行犯逮捕しております。
どの点が執拗かと申しますと、80メートル追随をいたしまして、居酒屋どうですか、飲み放題、割引でいけますよ、ということで80メートル追随したことによりまして、池袋警察のほうで被疑者を現行犯逮捕しております。
○辻薫委員 執拗な行為というのが80メートルというような、ちょっと具体的なことが出ましたけれども、これは東京都の迷惑防止条例だと思いますけれども、区にそういった、事前に例えば警察にそういった苦情が寄せられていたんでしょうか。同様の行為が行われたということで。
○稲村治安対策担当課長 池袋の西口もそうなんですけど、今回の逮捕場所につきましては池袋の東口でございます。東口においても、やはり客引き、相当ひどいという110番の苦情も入っております。また、区のほうにおいても、客引き、非常に多いということで苦情を受けておりました。
○辻薫委員 私も西口のパトロール、参加しているんですけれども、きょう参加の課長の皆様、全員ほとんど1度は経験されているんじゃないかなと思います。それで、これはもちろん、地域の皆様と警察と商店街の皆様とか、一緒になっての取り組みだと思いますけれども、回っているときにあわせて気がつくのが、いわゆるこうした客引きだとかスカウトを禁止する看板ですね、注意喚起をする看板が大分古くなってきているということで、今回の繁華街の暴力団対策事業経費については、そうした看板なんかの修繕も可能かなと思いますけれども、また、これは一般の区民の方、決してパトロールをやっている方ではなくて、一般の方から寄せられておりまして、そういったものもかえていくことが改善につながっていくんではないかと。対策になっていくんじゃないかという問い合わせがございまして、この点について確認させていただきます。
○稲村治安対策担当課長 古い看板等が散見されるということですけども、私もパトロールをしていますと、どうしても看板よりも、どっちかというと人のほうに目が向いてしまうところがありまして、看板の内容ですとか設置主体、そういったものを、警察か、あるいは区か、あるいは商店街なのかというところも確認をいたしまして、新しい看板に差しかえる等のことをしていきたいと思います。
またさらにサインタワー、黄色いサインタワーなんですけども、これについては西口に8台設置をしておりまして、これ、壊されることを前提に設置をしております。既に上の部分については3回ほど壊されているというところでありますけども、壊されたならば速やかに補修をして、あるいはいろんな看板ですね、古い看板についても新しい看板に直して、環境浄化に真剣に取り組んでいるという姿勢を明らかにしたいと思います。
○辻薫委員 非常に大事なことだと思います。すぐ対応すると。アメリカのブロークンウインドーというんですかね、破れ窓の論理もありますけども、やっぱり放置しておけば、さらに進んでしまうということで、ぜひお願いしたいと思います。
あわせて、現在、池袋駅周辺で行っています環境浄化パトロールですけれども、一部大塚地区でも始めたと。また、巣鴨地域でも考えているということなんですけども、今後の取り組みについてお聞きしたいと思います。
○稲村治安対策担当課長 環境浄化団体のさらなる促進と申しますか、大塚・巣鴨地区におきましても、都内有数の繁華街である池袋に比べますと、客引き、スカウトというのは少ないんですけども、全くいないわけでありませんし、また、大塚・巣鴨地区においては、個室を設けて性的サービスを提供する違法営業も非常に多く、ビル1棟がそのまま違法風俗店というものもあります。こういったものに対して、官民一体となって違法風俗店の撲滅を目指した環境浄化活動を実施していこうと考えておりまして、既に大塚地区におきましては、1月の末に大塚駅前環境浄化推進委員会を立ち上げまして、第1回パトロールを実施しております。巣鴨地区においても、近々にそういった団体を立ち上げまして、活動をしていきたいと考えております。