平成29年予算委員会文化商工・教育費 3月10日 辻発言②
国際アート・カルチャー都市、東アジア文化都市事業
○辻薫委員 ありがとうございます。私からは、国際アート・カルチャー都市推進事業につきましてお伺いしたいと思います。
昨年、実現戦略が策定されまして、まずこの1年の取り組みにつきましてお聞きしたいと思います。
○馬場国際アート・カルチャー都市推進担当課長 ありがとうございます。ことし、今年度に入りまして、まず6月に実現戦略が策定されました。それに基づきまして、各所管課でそれに基づいて具体的な施策に入っております。また、あわせまして、特命大使を含めました、その実現戦略を支えていく部分につきましても、いろんな会議体を設けるとか、そういった形で、いわゆる方針と、あと、区民と地域の部分での支援という部分での形づくりを今始めているところでございます。
○辻薫委員 そこで、ちょっと具体的に、その実現戦略のうち、文化戦略ということの中で、東京都の文化ビジョンに基づいた事業との連携ということで、先日、東京都の予算なんかも見ても、この東京文化プログラム助成とかという話が出ていますけども、この辺の、実際どんなような連携をとっていくのかにつきましてお聞きしたいと思います。
○樋口文化デザイン課長 東京都の東京文化ビジョンにつきましては、東京都も実現戦略の事業の1つとして、主要な戦略として東京芸術祭が挙げられます。昨年9月に第1回目の東京芸術祭が開催されたわけでございますけれども、この東京芸術祭は、東京芸術劇場、あうるすぽっとを始め、池袋の文化施設を核にしたイベントとなっております。
今後も東京都は、舞台技術については池袋を中心としてやっていくというような形になっておりまして、本区といたしましても、この舞台芸術の東京都の施策にのっとりまして、タッグを組んで文化施策を続けていきたい。また、今後につきましては、やはり2019年、これも区長からも答弁申し上げておりますけども、東アジア文化都市を目指して、これもやはり東京都とタッグを組んで進めていくというような取り組みを進めていくというようなことで考えております。
○辻薫委員 わかりました。今お話しいただきましたけど、今度は国際戦略ということで、この国際アート・カルチャー都市、豊島区を世界にアピールするためには、今言った東アジア文化都市開催、これをぜひとも内定させなきゃいけないということで、今回担当課長も誕生されたということで、現状と課長の決意をお聞きしたいと思います。
○副島東アジア文化都市推進担当課長(心得) 現在の東アジア文化都市の申請に向けての状況でございますけれども、大きく2つございます。1つは、申請書の作成に向けたコンセプト案、これを今まとめておりまして、この幹が今固まってきたという状況でございます。これにさらに内容を充実させていって、申請書の作成に努めていくという状況でございます。
もう1つは、ディレクターの選定というところでございます。事業の実施に当たっては、非常にどういった方を舞台芸術監督に据えるかいうところが重要になっておりますので、それが文化庁の審査の上でも審査のポイントというふうになっておりますので、強力なディレクターの方に打診をしながら、現在その選定を進めているという状況でございます。