平成29年予算委員会文化商工・教育費  3月10日 辻発言③

東京アニメアワードフェスティバル

○辻薫委員  わかりました。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

 それで、きょうは東京アニメアワードフェスティバルが開幕したということで、どこで何をやっているのかよくわからないというのが、ちょっと皆さんからの声がありまして、若干説明をしていただけますか。

 

○馬場国際アート・カルチャー都市推進担当課長  ありがとうございます。東京アニメアワードフェスティバルは、本日から4日間、池袋を中心に行われる国際的なアニメーションの映画祭になります。まず、池袋駅周辺にある5つの映画館で、コンペティションといいまして、世界50カ国以上、600作品以上のコンペティション、先に来ておりますので、そこから選出されたものをそこで上映をして、皆さんにも世界のすぐれた作品を見ていただいてということで、それが一堂に池袋で見られるというのがまず1つ売りになっています。

 もう1つが、日本のアニメは大変有名でございますので、いろんなアニメ作品の中からファン投票を集いまして、相当な数のファン投票が来ておりますが、ネットでもできますので、その中で1位を決めるというアニメファン投票といったものも1つございます。

 また、日本のアニメは、歴史的にも100年をことし経過しておりまして、その中では、これまでの功労者、アニメの文化をつくり上げた功労者を表彰する、そういった部門も設けて、この主に3つの部分をこのアニメアワードにおいて行うというところでございます。

 なお、本日のオープニングは、午後6時にルミネの1階自由通路で、30分程度でございますが、開催するというところで、区長もごあいさつをさせていただくというところでございます。ぜひお時間ございましたら。お足を運んでいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。

 

○辻薫委員  宣伝になっちゃったんですけども、ありがとうございました。

 その国際アート・カルチャー構想を実現していくためには、国内外に発信するというところで役目を担っていらっしゃいます特命大使、この特命大使、今現在何名いらっしゃるのか、また何名を目指していらっしゃるのか、その点についてお願いします。

 

○馬場国際アート・カルチャー都市推進担当課長  本日の段階で1,241人の方が特命大使となっております。また、御推薦をいただいている方もほかにまた20人以上いらっしゃいますので、着々とまた大使賛同して、きょう、実はさっき休憩に戻りましたら、また1名をお申し込みがありまして、少しずつでございますが、大使の輪が広がっているとこでございまして、この先、できましたら、まずは2,000人を目標に進めてまいりたいというふうに考えております。

 

○辻薫委員  3月の6日には総会もされたということで、ちょっと私はもちろん出席できていないんですけれども、その模様とともに、特命大使から出ている今の声につきましてお聞かせください。

 

○馬場国際アート・カルチャー都市推進担当課長  総会でございますが、初めての特命大使の方全員が集まる、そういう会を3月6日に設けさせていただきました。場所は帝京平成大学でございました。そちらでこの1年間、特命大使が始まりましてからの活動の内容、それから国際アート・カルチャーの現在の状況についての御説明をさせていただきました。

 また、その後、歌舞伎学者の中村獅童様とアナウンサー笠井さんによるトークショーを開きまして、池袋での歌舞伎の可能性とか、そういった形でのお話をいただいたところでございます。

 あともう1つが特命大使の声でございますが、特命大使の集まりがありますたびにアンケートをしましたり、あるいは気軽に私どものカウンターに特命大使の方がいらっしゃってお話をしていらっしゃることもございます。その際に大体2つのことについて主におっしゃっています。1つ目が、やはり今後の特命大使、1,000人以上ふえましたので、こんな運営の仕方をしたらどうだろうかという、つまり、例えば小部会を使ったほうがいいんじゃないかとか、もっと専門的に集まって、みんなで話し合う機会があったほうがいいんじゃないかとおっしゃる方、要するに運営の仕方についてお話しする方。それから、もう1つは、皆さんいろんな特命大使を御紹介したいんだけれども、ちょっと周知が足りないんじゃないかと。だから、もう少し区側も周知をして、僕たちも頑張るから、もっとパンフレットとか、そういったチラシを用意したらどうだというような、どちらかというと、お声がけをするときにアイデアをいただくといった、その2つの意見が主にいただいているところでございます。

 

○辻薫委員  特命大使については、非常に本当にさまざまな考え方もいらっしゃって、なかなかという方もいらっしゃるんですけども、まだまだ浸透していない、理解されていない部分もあるのかなと思っております。

 来年はこの拡充ということで特命大使に対してもさまざま取り組まれると思いますけれども、しっかりそこら辺のところは、担当課長のほうが一番接する機会があると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 もうまとめますけれども、高野区長が文化を基軸として取り組んできた。その取り組みがまちづくりとして総合的にデザインがされたというのが国際アート・カルチャー都市構想ということで考えておりますけれども、新ホールが誕生し、そしてまた、池袋を中心とした4つの公園が、さまざまな文化を中心とした取り組みも行われ、また交流も図られていくという場も着々と進んでいる中だと思いますけれども、これから将来像として、豊島区の将来像として、まち全体が舞台のだれもが主役になれる劇場都市ということで目指されておりますので、最後、今後の取り組みにつきまして、決意も含めましてお聞かせください。

 

○高野区長  先ほど東アジア文化都市担当課長、副島課長から初めて答弁して、何か決意表明まで言っていなくて済みません。私のほうで決意表明をいたします。

 この東アジアというのは、2019年、オリンピック・パラリンピックに開催をしたいということでありまして、日中韓3国がその文化芸術を通じてのまさに交流を国家的な、文化庁が主催するプログラムでありまして、今では4回、5回開催されておりますけど、それぞれ代表する、それぞれ京都市とか、あるいは新潟市とかというような形でありますけど、これはなぜこの19年に豊島区が手を挙げるかという必要性は、まさにこのオリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典であると同時に文化の祭典であり、東京都も文化プログラムという中心にしながら、先ほどいろいろお答えしたように、さまざまな文化の取り組みをしているわけでありまして、豊島区としては、文化の祭典という形に絞って、まさに私たちが目指している国際アート・カルチャー都市として明確な将来像を示しているわけでありますので、これをさらに進展をさせ、まさに文化政策で、ちょっとオーバーな言い方かしれませんけど、日本をリードするような役割をしていきたいという形の中で、着々といろんな面で進めているわけであります。

 また、先ほどのアニメアワードフェスティバルを初め、さまざまなイベント等々が今この豊島区、池袋中心にいろいろお声がけをいただいておりますので、まさに今、時が来たといいますか、今までずっと私たちが進めておりました文化政策というものがいよいよ実を結ぶときが来たのではないかな、そんな思いを込めながら、これからもまさに文化政策の集大成として挑戦をしていきたい、決意表明であります。どうぞよろしくお願いします。