平成28年決特 議会・総務費 辻( 9月29日)
感震ブレーカーの設置助成
○辻薫委員 次もちょっと防災関係なんですけども、感震ブレーカーにつきまして、設置につきまして質問させていただきます。
本定例会の一般質問で、我が会派の中島議員が、木密地域の延焼を防ぐ、そういったことを目的とした感震ブレーカーの設置助成を提案した際に、区のほうからは、木密地域への簡易型の感震ブレーカーの普及、設置を促進するための新たな補助制度を検討してまいります、こういう御答弁をいただきました。
まずは、この木密地域についてですけれども、木密地域不燃化事業における木密地域及び不燃化特区地域の指定を受けているエリアというように理解をしておりますけども、その点につきましてはいかがでしょうか。
○樫原防災危機管理課長 まだ具体的には、どこどこと限定はしてございませんけども、大筋におきましては、委員おっしゃったとおりでございます。
○辻薫委員 東日本の大震災では、揺れによる火災の7割近くが住民の避難後に停電が復旧して、そのときに電気器具から出火するといった電気火災が発生したというところでは、本当に木密地域だけに限らず、そういう可能性はあるんだろうなと思いますけども、今言ったこのエリアについては、ちょっと私自身感じているところは、区内にはこうした指定地域以外にも、そういう木密地域というようなところがございます。
私の地域の要町一丁目は、蛇道がありまして、非常に狭くなって、蛇道というんですけども、3年前に火災が発生したときに、消防車が入れないで、結局ホースをつないでつないで、もう途中ちょっと水が漏れているような状況で、この辺は木下幹事長がよく知っていると思いますけども、そういった中でやってきたということで、大変な状況だったもんですから、今エリアの指定のことを話しましたけども、ぜひ今後の検討として、そのエリア、木密地域以外、指定されている地域以外もそういうものが適用できるように検討していただきたいというふうに思っておりますけど、この点につきましてもよろしくお願いします。
○樫原防災危機管理課長 一応、まず木密地域からということで考えてございます。感震ブレーカー自体は、例えば1軒がつけたからいいですよというものではなくて、面的な整備がやっぱり必要だというふうに常日ごろ我々も考えてございまして、今後そういった普及を図っていく制度を考えていく上で、まず1つターゲットとして木密地域ということで、この間の一般質問にもお答えをさせていただいたというところでございまして、今後、展開によって、できれば区内全域でつけていただくほうが我々としても望ましいわけでございますので、そういったことも含めまして、今後、制度設計について検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○辻薫委員 もう一点、答弁の中で、夜間の感震ブレーカー作動時の暗闇を防止するための簡易照明とあわせてというふうな答弁をいただきましたが、ちょっとこの簡易照明って、これどういうものか御説明いただきたいと思います。
○樫原防災危機管理課長 それもまだ検討の中にあるわけでございますけども、具体的にということではございませんが、感震ブレーカーは、簡易型ですと一遍に発災と同時に電気が切れてしまって、夜間で発災した場合については暗闇になってしまうと。同様に一遍に切れてしまいますから、医療器具を使っている方についても全部遮断されてしまうというちょっと危険性がございますので、それはやっぱり見過ごすことができないというのがございます。我々としては、例えば、ばちんとブレーカーがおりたところで、自分の足元のところだけ電気がぱっとつくとか、もしくは舞台にあるような、けいこ場みたいな避難経路だけはよくわかるというようなことも含めて、屋内の安全対策として、一体として普及を図っていかなきゃいけないだろうということで、例示として出させていただいたものでございます。
○今浦危機管理監 それも今、具体的に予算化に向けて検討している中の1つですが、例えばB5判の発光体、こういうものもどうかというところを業者に確認しております。ただ、現状の値段ではやはり2万枚で2,000円とか、まさしく簡易型の感震ブレーカーと同等の値段がすると。若干高いかなと。あるいは、揺れたときに電気が自動的につくようなコンセントに差し込んでおく、そういうものもないかというふうに具体的に検討を進めております。その中で、セットにしたときに、対象地域の個数と、その年度の予算と、重点地域というのを考えながら、どこからかまず重点地域を設けて、順番に設置していくというふうな形で進めていきたいというふうに思っています。
○辻薫委員 ぜひまた推進をよろしくお願いしたいと思います。