平成24年決算委員会 議会・総務費 辻議員発言(10月12日)

s-00357 121012tuji

人材育成上の課題と取り組み

○辻薫委員 あわせて、今も研修をされている部分もあると思いますけれども、豊島区の人材育成上の課題と取り組みということでちょっとお聞かせいただきたいと思います。

○石橋人材育成課長  人材育成の課題として、主にでございますけれども、今の接遇を含めましたホスピタリティーマインドのあふれる接遇を実現していくこと、あるいは地域に対する現状認識や愛着を強化していくこと、改革意識の向上や自主・自立的な行動を促進していくことなどが課題だと考えております。

ホスピタリティーマインドについてでございますけれども、実態調査の結果を受けまして、今年度につきましては外部講師が覆面ではなくて、実際に今度はカウンターの中で一定の時間、窓口の状況を見て、気がついたことを指摘するなり、あるいは研修を行うという形で実施していきたいと考えてございます。

○辻薫委員  実は、平成22年12月の総務委員会におきまして、私は豊島区役所の位置に関する条例の一部を改正する条例の審査の際に、新庁舎が整備されると同時に、新庁舎の完成に向けて、人を育てていくというか、職員の意識の向上とレベルアップをすべきである。本当に新しい庁舎だけに、人が変わらないというのは区民にとって相当なショックだと思います。せっかく変わったのに人が変わらないということはあってはならないことで、この話をさせていただき、今回の窓口サービス・レベルアップ事業に進展していったと伺っております。そういった意味では、大変敬意を表するものでございます。

なお一層、今、課長におっしゃっていただきましたけれども、ホスピタリティーマインドですか、この点につきまして、そういった気持ちのあふれる人材育成をお願いしたいということで、この質問については終わらせていただきます。

○齋藤総務部長  私どもにとりまして、庁舎が新しくなるという機会は、これはもう100年に1回というふうなことでありまして、今御指摘をいただいた、建物が単に新しくなるということではなくて、我々組織、職員もやはり一新をするということが大きな課題だろうと考えてございます。

今、担当の課長から御説明申し上げましたとおり、この間の調査では、職場環境を含めた目に入る印象を、これもこの庁舎が新しくなることによって随分改善されるんじゃないかと思います。あとは、やはり職員の身だしなみですとか、応対する姿勢、そうしたものが問われるということで、今、区民部などを中心に、若手職員を中心にしたそうしたサービスレベルをアップしていこうという具体的な運動、実践も始まっております。これを全庁的に広げるなどいたしまして、やはり物理的な環境の一新とあわせて、我々一人一人の職員、また組織がサービスアップに向けて一新できるように、期限も限られておりますけれど、取り組んでまいりたいと考えております。