平成24年決算委員会 議会・総務費 辻議員発言(10月12日)

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地域安全対策・安心メール・繁華街対策

○辻薫委員  よろしくお願いします。

次に、決算参考書の161ページ、地域安全対策関係経費について伺います。昨日より20日まで、全国地域安全運動が実施されております。先日開催されました地域安全運動豊島区民大会で、来賓の警視庁生活安全部の頼本参事官から、刑法犯罪については、豊島区におけるひったくり件数は44%減ったといううれしいお話がございました。これは、セーフコミュニティの取り組みがあったからこそとまさにおっしゃっていただいたわけですけれども、そこで、まず地域安全対策費のうち、区における防犯パトロールの実施状況についてお伺いいたします。

○稲村治安対策担当課長  豊島区における安全・安心パトロールにつきまして、現在は防犯パトロール車によるものと、自転車部隊によるもの、これを早番、遅番に分けて活動をしております。

○辻薫委員  今回、青色防犯パトロールカーの運用につきましては、23年度に拡充されているということで、この拡充部分について御説明をお願いいたします。

○稲村治安対策担当課長  青色防犯パトロール車の拡充につきましては、遅番、午前7時30分から午後3時30分まで、今までは遅番だけだったのですが、これからは早番、これを策定をしまして、運用しております。

○辻薫委員  この点につきましても、池袋駅前で以前、犯罪がございまして、早朝に起きたということで要望させていただきましたので、それを受けてということで、大変うれしく思っております。

そこで、地域安全対策費には安全・安心メールの配信も含まれておりますけれども、今の登録件数について伺います。

○稲村治安対策担当課長  豊島区の安全・安心メールにつきまして、現在、7,087名の方が登録をいただいております。ちなみに、23年の4月の段階におきましては6,551名ということで、約500名の方にメールの有効性を御理解いただきまして登録していただいたものと思っております。

○辻薫委員  7,087名ということで、実はこの夏、我が家にも社会保険庁を名乗る男から電話がありまして、高額医療費の還付手続が済んでいないので、ぜひやってくださいという話がございました。不審に思った妻が私に電話しまして、区の危機管理担当課に早速電話して調べていただいたところ、還付金詐欺であるということがわかりました。それは午前中にあったんですけれども、これを受けて危機管理担当課では、すぐに午後に安全・安心メールで流していただきました。素早い対応というところでは本当に感謝しております。注意喚起もできたなというふうに思っておりますけれども。そういった意味で、この安全・安心メールの登録件数をさらにふやしていくということが大事だと思いますけれども、この取り組みについてはいかがでしょうか。

○稲村治安対策担当課長  このメールの有効性を多くの方に知っていただくために、各活動を通じて、パンフレット等を配布して、非常に便利なツールであるということを区民の皆さんに御理解いただきたいと考えております。

繁華街の対策事業経費について

○辻薫委員  もう1つ、あわせて繁華街の対策事業経費について伺います。

事業の執行率が23.3%と低かったわけですけれども、改めてその理由につきましてお伺いいたします。

○稲村治安対策担当課長  現在の御質問の繁華街対策の執行率、これが低調であるということにつきましては、実はこの繁華街対策の費用につきましては、防犯上のステッカーの作成とか、あるいは環境浄化団体の方々のボランティア保険、傷害保険等に使用しております。さらに、暴力団排除の区民大会、こういったものの費用として使用しているところでありますけれども、暴力団排除の区民大会におきましては、警察と共催ということがありますので、本来区で賄うべきところを警察の予算で賄ったということがあり、執行率の低下につながったと考えております。

今後は、予算案につきましては、十分留意しながら策定をしていきたいと考えております。

○辻薫委員  よくわかりました。私も月に3回程度、池袋西口駅前環境浄化の協議会のパトロールに参加させていただいております。そこには本当に多くの職員の方が来られておりまして、毎回十数名参加されております。また、区長も時間があるときは参加していただいて、地域にとっても非常に意識の向上が図られているということでございます。

そこで、生活安全条例の改正が行われまして、スカウト等の取り締まりの強化がされたわけでございますけれども、この改正後の状況についてお伺いいたします。

○稲村治安対策担当課長  改正条例が施行されましてはや半年が過ぎております。その条例の効果といたしましては、客引き行為、あるいはスカウト行為については違法であるという意識が客引き、あるいはスカウトの中に浸透していると考えられます。また、客引きに関する苦情とか取り締まり要望の110番件数、これが減少したということもあります。あるいは、ともにパトロールをされている環境浄化団体の方々から、客引きは減少しているというお言葉をちょうだいしておりますので、一定の効果はあったのかなと思われます。しかしながら、豊島区に依然として区民の声として、客引きは迷惑である、何とかならないかというお声をいただいておりますので、今後の対策について十分検討して、客引き、スカウト撲滅のための活動を推進していきたいと考えております。

○辻薫委員  最後にまとめますけれども、やはりパトロールしてみて感じるんですけれども、地域の方だけでは大変難しいと思います。やはり区役所の方が大勢来ていただいて、さらに警察が参加されるということで、後ろ盾があって、地域の方も安全にというか、それこそ自分たちも安全が確保されてパトロールされているということですので、引き続き連携をとって、パトロールの実施に当たっていただきたいことを要望いたしまして、私からの質問を終了いたします。