予算特別委員会 清掃環境費・都市整備費・土木費

第4日 平成20年3月4日

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公園費・千早けやき公園と長崎三丁目児童遊園

○辻薫委員
皆さん、おはようございます。4日目のトップバッターということで、しっかりやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、私は土木費の中の公園費につきまして質問させていただきます。
昨年、第4回定例会で議案となった件ですけれども、千早けやき公園と長崎三丁目児童遊園のこの土地所有者への返還がございましたけれども、千早けやき公園につきましては、私も小学校時代によく遊んだところで、非常に残念なんですけども、今日も工事状況を見てきましたら、順調に進んでいるようなんですけども。改めて、その返還の時期と、また、それにかかる費用を、この2園につきまして、教えていただきたいと思います。

○石井公園緑地課長
千早けやき公園につきましては、本年度ですので、3月末日、31日をもって今、返還に向けて工事を行っているところでございます。
費用につきましては、約900万円程で、今、工事発注をしているところでございます。
長崎三丁目の児童遊園の縮小部分につきましては、1月18日に地元に廃止の説明をいたしました関係から、19年度の工事で行うのがかなり難しいということで、20年度の工事で行う予定でございます。
そこにつきましては、ただいま、地主さんの代理人さんと、調整中でございますけれども、概ね見通しでは、7月いっぱいを目途として考えてございます。
今ある現状の機能を隣接の長崎公園に移すということと同時に、その後に解体を行わなければなりませんので、おおよそ1,500万円程かかるような見込みでございます。

○辻薫委員
そうしますと、けやき公園は、19年度で、そして、長崎三丁目の児童遊園は、平成20年度の予算の中でということになると思いますけども。ちょっとここで確認したいんですけども、この長崎三丁目の、この児童遊園の返還、改修に関わる費用は、この平成20年度の公園費の中の当初予定していた、ちょうどこの予算編成の時期だと思いますけれども、その当初予算の中に上乗せしたのか、それとも予算どおりの中に含められているのか、その辺のところはどうなっていますでしょうか。

○石井公園緑地課長
申し出がございましたのが10月23日ということでございますので、今回、そういうような返還とか、そういうような費用につきましては、細かい積み上げとしては盛り込んでございませんけれども、概ね、この全体の費用、公園の維持管理経費の中で、やりくりをやっていくというような考えでございます。

○辻薫委員
そうしますと、1つ心配している部分がありまして、この1,500万円という、結構な額なんですけども、これによって当初予定しているような改修工事に影響が出ないのかなというふうに心配しているんですけど。具体的には、やはり、千早の近くに、1丁目にフラワー公園があるわけですけども、これ私にも、この夏に地元の方から改修の依頼があったわけですけども、具体的に言いますと、あそこには、大江戸線ので試験で使われた車両が設置されてまして、大分、老朽化しているというか、使い方も昔はシルバーさんかなんかがいて、見ててやったものですから、よかったんですけども、今は誰もいないものですから使い方が悪くて、改修が必要であるということで、地元の皆さんからの要望もございました。
また、要望としては、よく利用される保育園の方からも要望がございまして、ぜひ、改修をということでお願いしてたわけですけれども、こういった当初予定している改修工事にその辺のところの影響が出るのかなということで心配はしているんですけれど、この辺の影響というのはどうなんでしょうか。

○石井公園緑地課長
ご要望いただいたところにつきましては、当初19年度で実施することを想定しておったんですけれども、千早けやき公園並びに長崎三丁目の返還ということもございまして、そちらの方を優先せざるを得ないということで、19年度の工事につきましては、20年度に先送ったというところでございます。
引き続き20年度の予算につきましては、これから委託料とかの落差金も出てまいりますので、そういったのを、全体を勘案しながらやりくりをして、積極的に取り組んでいきたいと考えております。

○辻薫委員
そういう意味では、今言ったフラワー公園の工事についても、やりくりしていただくということなんですけども、ちょっとこれは、抜本的な話なんですけども、こういった予想していない経費というか、むろん公園に関わる経費ではございますけども、土地を返還するというような今回の経費の処理につきましては、やはり、この部局内で処理するものなのか、それともほかで処理するべきものなのかということで、ちょっと前例があるかどうかわかりませんけれども、今後のこともありますので、その辺の考え方でちょっとお聞きしたいんですけれども。

○吉川財政課長
実際上、この1年間の、各部局ともそうなんですけれども、いろいろやりくりをする中で、確かに委員ご指摘のように、予想外の事態ということも出てまいります。ただ、関連いたします事業の中で、そういったものが吸収できるような形でやりくりをつけていただければ一番よろしいんですけれども、そうはいかない場合って言いますのは、通常は出てくるわけでございます。そういった場合の方法といたしましては、これは新年度になりましてから補正予算を組んで対応することと、もう1つは、予備費でもって緊急対応に対処していくという、その2通りの方法があるかと思っております。

○辻薫委員
そうしますと、今回の費用につきましては、部局内での処理ということになるんでしょうか。

○石井公園緑地課長
今回の費用につきましては、部局内で処理するということでございます。

○辻薫委員
それじゃあちょっと、公園の別の話なんですけども、豊島区における、この子育て支援、また、充実化されて、昨日もいろいろ議論がございましたけども、本当に様々、豊島区、子育て支援に取り組んでいただいて、最近、本当に幼児が多く見受けられて、うれしい限りなんですけれども、また、関係者の努力に感謝申し上げたいと思いますけれども。また、この同時に、この公園に幼児用の遊具を取りつけてほしいという要望もございます。
また一方、椎名町公園でも今、3個ですか、設置されておりますけども、高齢者用の遊具というか、そういったものも、やはり、今後のことを考えて設置されたと思いますけども、今後のその遊具の新設につきまして、どうお考えなのかお聞かせください。

○石井公園緑地課長
遊具につきまして、3年に一遍、徹底的に遊具メーカーのところでチェックをしまして、19年度がその年に当たりました。
A、B、C、Dランクを付けまして、Dランクにつきましては、緊急性を要するという形で、すぐ撤去と。
それでA、B、Cのものについて、Cのものにつきまして、今、19年度と20年度で遊具の改修を取り組んでいるところでございます。
新たなところにつきましては、そういうような遊具、幼児用遊具とか、そういったものの、ご要望がございますけれども、周辺の遊び状況とか、拠点になるところを重点的に配置してまいりたいというふうに考えてございます。
それとあと、高齢者の遊具につきましては、これから非常に介護予防とか、そういうような形で取り組んでいかなければいけないものなんですが、前回、ご質問があったかと思うんですけれども、遊具を設置するだけではなかなか効果が出ないということで、使い方、そのインストラクターをどういうふうに派遣するかという、その経費とか、そういうようなソフトの面もございますので、なお、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。

○辻薫委員
この公園に関する最後の質問ですけども、予算内示会におきまして高野区長からも、これは環境政策の1つということで位置付けられておりますけども、公園の増設と緑化の推進ということで上げられておりました。
日本一の高密都市ということで、豊島区において、また一方、まだまだ、この安定的な財政基盤というのが構築中ということであると思いますけども、この中において公園の増設という意味で、今後の取組みについて、最後に、お聞きしたいと思います。

○石井公園緑地課長
公園のところにつきましては、今回、3月末、29日で開園いたしまして、要は、条例上は4月1日からになりますけれども、癌研跡地の上池袋東公園が開園いたします。
その後、来年度、20年度工事でございますけれども、この駒込の丹羽邸跡地と興銀跡地が行われます。
あと、西椎名町公園のプールが解体になりますので、その後、整備が行われます。それとあと池袋本町四丁目のとこにございます清掃車庫跡地、そういうようなところにつきましても、今後、用地の取得に向けて検討してまいります。
そういっところを含めて、今後4年間ぐらいで約1万平米ぐらいは増えるという見通しでございます。

○辻薫委員
これからの様々な、その各場所によって要望があると思いますけども、いろんな取組みをお願いしたいと思います。
以上で、私の質問終わります。