平成27年予算委員会 福祉衛生費( 3月 2日)
私立幼稚園等の園児保護者補助金の拡充
○辻薫委員 もう1つ、私立幼稚園等の園児保護者補助金の拡充についてお話、伺いたいと思います。これ昨年の第4回定例会で、私も一般質問で要望させていただいた補助金の拡充ということなんですけれども、本年度の認証保育園児保護者の負担軽減策に続いて、新年度ではこうした私立幼稚園の園児保護者の負担軽減策をやっていただけるということで、本当に本区の子育て支援にかける思いというものを高く評価したいと思っております。そこで、具体的な拡充内容についてお聞きかせください。
○猪飼子育て支援課長 子育て支援の拡充策でございますけれども、私立幼稚園を利用する保護者の補助金でございます。現行、保護者の補助金につきましては、国、都、そして区で補助金を支給しているわけでございます。こちらにつきましては、現行の月額4,000円を、第一子を対象に2,000円引き上げて月額6,000円とするものでございます。
○辻薫委員 これは、中島副議長もぜひ質問してほしいということでおっしゃっていたので、させていただきましたけども、そうしますと、この従来型の、ちょっと説明見ますと、従来型の私立幼稚園と新制度に移行した園とは、支給方法が違うということになっておりますけれども、この点についてちょっと説明していただきたいと思います。
○猪飼子育て支援課長 これまでの私立幼稚園につきましては、保護者の方が幼稚園で設定していた利用者負担額を支払っていたということでございます。その後、申請に基づいて区のほうで補助金を支給していたというような形でございます。
今度、新制度につきましては、新制度に移行した私立幼稚園につきましては、区の自治体のほうで利用料金を設定するという形になります。今回の制度改正がございますので、これまでの補助金を、後から支給していた補助金なんですけれども、ここの部分を考慮しまして、利用者の負担額を設定していこうというものでございます。
したがいまして、最初から補助金を考慮した額を保護者が支払うというような形になってくるものでございます。
○辻薫委員 そこの辺、周知のほどよろしくお願いしたいと思いますけれども、確かにこの2,000円と言いながらも、年額で言うと2万4,000円ということで、家計にとっては大きいなということで、これも感謝したいと思います。
もう1つ、このひとり親家庭の支援策の充実についてなんですけれども、育児支援ヘルパー事業の拡充、さらにファミリーサポートセンターの事業もございます。この点について御確認させていただきたいと思います。
○猪飼子育て支援課長 ひとり親家庭の支援策の充実ということで、育児支援ヘルパー事業の拡充とファミリーサポートセンター事業の拡充をしてございます。ひとり親家庭につきましては、子どもの貧困対策という部分もございますし、虐待を行う家庭の背景ということで、ひとり親ということもございます。やはり育児をするに当たって、非常に思い詰めてしまうような状況も見受けられるかと思います。
そうした状況を踏まえまして、ひとり親家庭へ育児支援ヘルパーですとか、ファミリーサポートセンターをより低廉な価格で、また使いやすい時間帯で活用していただくために拡充としたものでございます。
○辻薫委員 目的が養育困難家庭への支援をするということで、また児童虐待を未然に防ぐという取り組みなので、ここは非常にまた大事だろうということで確認させていただきました。