平成21年 決算委員会福祉・衛生費
2009年10月 9日
「子育て支援ガイド」の一層の広報を
辻薫委員
次に、福祉費で子育て支援ガイド作成事業について伺いたいと思います。この子育て支援ガイドにつきましては、私は平成19年の第3回定例会の一般質問で提案させていただきまして、本年3月に1年半かけてつくっていただきまして、こういったすばらしいガイドになったわけですけれども、本当に尽力いただきました関係者の皆様には深く感謝を申し上げたいと思います。
この子育て支援ガイドについて、今回は民間事業者との共同ではなくて区独自で作成されたと伺っておりますけれども、どういう方々が編集に携わって、またどういった面で工夫されたのかお聞きしたいと思います。
田中子育て支援課長
子育て支援ガイドなのですけれども、こちらにつきましては今、委員がご指摘いただきましたとおり、私ども子育て支援課の職員が中心になって作成をいたしました。主には東部子ども家庭支援センターの職員が中心になりましたけれども、もちろん関係機関の保健所だったりとか児童館、スキップ、区民ひろば、様々な関係の方にご協力をいただきました。それから、こちらの特徴といたしましては、親御さんが、いわゆる子育てということで例えば電車の中で見たときに、何か違和感を持たれるようなことがないようにということで、少しおしゃれな体裁にいたしまして、非常に若いお母さん方も違和感がなく、そういった場でも活用をいただけるというものにいたしました。それから、すべての子育て情報を満載するいうことで、一般的にこういったのは乳幼児を限定にしているものなのですけれども、こちらのガイドにつきましては義務教育修了ということで、中学校3年生までのお子さんを対象にしたというところに特徴がございます。
辻薫委員
本当に斬新なものをつくっていただきまして、評判もよくて、既に21年度で増刷されたということで伺っておりますけれども、その増刷数とともに現在どこで配付されているか、お聞きしたいと思います。
田中子育て支援課長
平成20年度に6,000部を作成をいたしました。こちらの6,000部、当初はこれでしばらくの間はもつのかなと思っていたのですが、非常に好評をいただいておりまして、作成が年度末という関係もあったのですけれども、もう4月の上旬にはすぐになくなってしまいまして、現在8,000部を増刷をいたしました。そのうち、非常にコンパクトで持ち運びしやすいというお声の一方で、字が小さくて見づらいというお声もいただきましたので、サイズを拡大した、通常のA5判に加えまして4判サイズのものを2,000部をおつくりをいたしました。配付先につきましては、子育て支援課の本課の他に児童館、スキップ、区民ひろば、それから東西の子ども家庭支援センター、区民事務所、保健所等の関係機関で配付をいたしております。
辻薫委員
わかりました。この情報というのは目まぐるしく変わっていくということで、今月例えば出産一時金が38万円から42万円に引き上げになって、また支払い方法も変わってきたといったような情報も変わってきております。やはり常に新しいものが必要になってくると思いますけれども、これは今後どんな形で対応されていくのでしょうか。
田中子育て支援課長
ご指摘のとおり、制度が目まぐるしく変わっておりまして、今後も大幅な変更が予想されますので、適宜改訂版を発行していきたいとは考えてございます。その他、この本としての発行の他にいろんな、例えばホームページ等を利用したところも検討していきたいと思っております。
辻薫委員
今ホームページの話が出ましたけれども、これは私も一般質問の後からずっとお願いはしているのですけれども、ぜひこの改訂の部分もございますし、実現させていただきたいと思います。
それで、さらに子育て支援ガイドの話として、保護者の方からこういう話をいただきました。この支援ガイドができるまで、豊島区がこんなに子育て支援に様々な施策をやっているとは知らなかったというお声をいただきました。もうこんなにやっているのですかということで、特に東西子ども家庭支援センターでの取り組みは特筆というか、すばらしいものがあるということで声をいただきました。このことを通して私は感じたのですけれども、せっかくの事業もなかなか正しく伝わっていっていないのだなと感じた次第でございます。その他の施策についてもそうなのでしょうけれども、区民へどう施策を正しく伝えていくか、またその人に合ったものが必ずこのガイドでも見つかりますし、さらに相談先も暮らしのガイドよりももっと充実しているなという感じがいたした次第でございますので、引き続き子育ては豊島区でと言われるぐらいに、ぜひ情報発信としての子育てガイドの充実に取り組んでいただきたいと思いますので、最後にそのことをお願いして、私からの質問を終了させていただきます。ありがとうございました。