平成21年 決算委員会総務費

2009年10月 8日

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区功労表彰式の充実を図れ

辻薫委員
公明党の辻でございます。会派のトップを切って質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは最初に、総務費の区功労者表彰経費、参考書113ページでございます。毎回この表彰につきましては、時の人を講演者として招いて、非常に表彰式も私は楽しみにしているんですけれども、特に今年は6月にアメリカのヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝したピアニストの辻井伸行さんのお母様がフリーアナウンサーで辻井いつ子さんですか、講演を行い、当日参加された功労者の方々に辻井伸行さんのご伝言も含めて、非常に感謝の思いが伝わったものだったなということで感動的でございました。この区功労者表彰につきましては、本当に全庁挙げて取り組んでいるということで、私も区の取り組みに対してまず敬意を表したいと思います。
そこで、区の功労者表彰でございますけれども、いつごろから実施されて、今まで何人の方が受賞したのか。また、その目的について改めて確認していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

鈴木総務課長
区功労表彰につきましてですが、昭和44年から始まっております。現在までの今年度までを含めまして3,117名の方を表彰させていただいております。この目的についてでございますけれども、地域社会の発展、それから住民福祉の向上などに貢献されました区民の方の長年のご労苦に対しまして、これを検証するとともに、区史にその名前をとどめるという目的を持って実施しているものでございます。

辻薫委員
それで、併せて表彰状とともに贈られる記念品についてですけれども、今回はCDが贈られたということで、当日私も聞きましたけれども、記念品についてはどのように決めていらっしゃるんでしょうか。

鈴木総務課長
記念品は、毎年実は違っておりまして、その年にふさわしいものというようなことで、予算上は3,000円を基準といたしまして、出っ張ったり引っ込んだりするんですけれども、担当職員がいろいろ選定をいたしまして、その中から部課長、それからトップがこれでいいんではないかというようなことを了解しまして決めているということで、同じものがまた復活するというのもありますけれども、ほぼ毎年違っているのが現状です。

辻薫委員
それで、私は表彰式で、終わってから知り合いの方がいれば、何かちょっと思い出になるものがないかなということで、写真を撮ってあれしているんですけれども、実は記念写真を撮るときに、出口のところの標識がありますね。表彰式の看板がございますけれども、そこをバックに撮るんですけれども、いつも同じように思っている方がいらっしゃって、大勢あそこに集まって、区道に出たりして非常に危険な状態であるということで、ぜひ、私はこれは提案ですけれども、記念撮影をするコーナーをぜひ設けていただきたいなと思っているんですが、この辺はいかがでしょうか。

鈴木総務課長
私も今年初めて裏方をやりまして、実は記念撮影につきましては、全体が終わって、皆さんがエレベーターホールに出た後に、もう一度どんちょうを上げまして、撮りたいと申し出がありましたので、上げて、記念撮影された方もいらっしゃいました。それをやっていただいて、もうちょっと広くアナウンスすればよかったなと。この後、どんちょうあきますからということで、記念撮影されたい方もできますよというのをアナウンスすればよかったなと思ったんですけれども、そのところと1階の区民センターの入り口で撮っていて、交通の障害になるなというのはご指摘のとおりだと思います。また、雨が降ればここは使えないということになりますから、記念撮影できないということですので、受付の周辺をもうちょっと整理して、記念撮影コーナーのようなものができるのではないかと今私の頭の中ではイメージしているんですけれども、コーナー設置に向けて来年はそういったものも用意をしていきたいと思います。

辻薫委員
ぜひお願いしたいと思います。併せてなんですけれども、できればそういったコーナーも設けながら、すべての方がカメラを持っているわけではないので、特に高齢者の方も多いですし、ご希望の方であれば記念写真撮ってあげて、スナップ程度になるんでしょうけれども、差し上げるとか、ぜひそういう工夫も必要だと思っておりますけれども、この辺はいかがでしょうか。

鈴木総務課長
理想的には、それぞれの方お一人お一人または集合で写真撮影を専門の写真家に頼みまして撮影をしてお配りするというのが理想かと思いますが、これができないのは、予算上というよりも時間的な関係で、それをやると相当時間を食うのでできないんだと思います。今、申し出のありました撮影コーナー用意して、そこで写真を撮っていただく、それからシャッターを押してくださいよということで、その人のお持ちのカメラを預かってシャッターを押すと。ここまではまず問題なくできるだろうと思うんですが、要望のあった方には区で用意したカメラで撮るということになりますと、要望された方は撮れるけれども、撮らないというアンバランスが出るとか、あるいはせっかくだからでは撮ってもらうということで、皆さん要望されてしまうということもあると、ちょっと厄介かなという感じがします。うちでも会場の様子等スナップは撮っておりますので、その延長としてコーナーの周辺の撮影をするとか、受け付け周辺の場所の撮影をすると、そういったスナップを後日お配りするということはできると思います。コーナーに人が張りついてご要望を受けるというのはどうかなと、今ちょっと考えているんですけれども、いずれにしてもどういう形でできるか、今年度の反省も踏まえまして、これから来年のやり方をまた検討しますので、そういう中で検討させていただきたいと思います。

辻薫委員
よろしくお願いしたいと思います。私がこういうふうに申し上げるのは、やはり功労者ということで、その方自体だけでなく、もうご家族の方もいますし、またいろんな団体の長でもあったりして、その人を支える方も大勢いらっしゃるということで、その人を賛嘆することは何百人もなるんだなと私も実感しておりますので、これは区の発展にもまた、それを機にさらに頑張っていただくという意味では、財政が厳しい状況ではありますけれども、ちょっとした工夫で誠意を持ってやれば、さらにご活躍いただけるということで提案させていただきました。
併せて、豊島区の名誉区民賞は今現在、何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか。

鈴木総務課長
現在まで9名いらっしゃいます。ご存命の方は現在2名ということです。

辻薫委員
私もよく存じ上げなかったんですけれども、9名いらっしゃって、できれば庁舎内でそういう方々がいらっしゃるということを表示するなり検証するなりという必要があろうかと思うんですけれども、新庁舎もそういうコーナーを設けるとか、今後検討は必要と思うんですけれども、この辺はいかがでしょうか。
鈴木総務課長
確かにご指摘のように、授与をするときには広報なりホームページでぱっとやるんですが、それ以降については、こういった方がいらっしゃいますよというPRというのは特にやっていないのが現状です。かつて名刺交換会のパンフレットに名誉区民が記載されていたことがあったと記憶しているんですが、その程度しかやってこなかったのが実情であります。どこか庁舎内にということなんですが、これだけの方々、功績のある方ですので、あまり貧しい表示もできませんし、貧しい場所に表示するということもできませんので、ちょっとこれは宿題にさせていただいて、どういう形でPRできるか検討させていただきたいと思います。

天貝庁舎建設室長
今のご提案につきましては、庁舎が新しくなる上で、多目的スペースも1階の部分で用意しますので、その中でできるかどうかについても今後検討していきたいと思います。