平成21年 決算委員会福祉・衛生費

2009年10月 9日

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高齢者ホット相談・困りごと援助サービスの充実を

辻薫委員
毎回確認させていただいていますので、成果報告書の13ページにございます今まさに社会福祉協議会の話があったサービスでございますけれども、高齢者困りごと援助サービスと相談事業についてお伺いしたいと思います。
この成果報告ではトータルの執行額しか出ていないので、困りごと援助サービスとホッと相談のそれぞれの執行額について、まずお聞きしたいと思います。

佐野高齢者福祉課長
私からまずおとしよりホッと相談事業の執行額についてお話をさせていただきたいと思います。ホッと相談事業につきましては、執行額は454万771円でございます。

岡安管理調整課長
高齢者困りごと援助サービスでございますが、決算額は31万5,754円でございました。

辻薫委員
31万‥‥。これは執行額はトータルで840万円となっていますけれども、そうするとどういう内訳になっているのでしょうか。
では、そのことは後でまた教えていただきますようにお願いします。
今回この高齢者困りごと援助サービスなのですけれども、21年度から対象年齢を75歳以上から65歳に引き下げていただいたということで、件数の伸びとかの状況をお聞かせいただきたいと思います。

岡安管理調整課長
件数は昨年に比べて伸びてございますけれども、では10歳引き下げた段階でどれ程増えたかというと、調べましたところ、2名の方しか実はいなかったという状況になってございます。

辻薫委員
それはやはり皆さん知らないというか、75歳以上でいまだに認識されているのかと思っておりますけれども、その辺は分析はいかがでしょうか。

岡安管理調整課長
 確かに周知なのですけれども、私どもはホームページで周知したところでございますが、大変区民の皆様にはご迷惑をおかけしたのですけれども、ホームページ上は直っていなかったという状況でございました。それで社会福祉協議会も独自にホームページをつくっていまして、そちらは当初4月からきちんと65歳ということになっていたのですけれども、私どものところが直っていなかったものですから、区のホームページを見た方は対象が75歳になっていたということで周知に欠ける部分が出てしまったということで、その辺の影響もあったのかと考えてございます。

辻薫委員
その辺の影響もあったのかと私も分析しておりますけれども、それで、このサービスの中で住宅用の火災警報機の設置ということが入っていますけれども、これについてはどの程度実施されたのでしょうか。件数がわかったら教えていただきたいと思います。

岡安管理調整課長
すみません。そのデータは今持ってございませんので。

辻薫委員
 ご存じのとおり来年4月から住宅用火災警報機の設置の義務化がされるということで、私はむしろ、この設置サービスをしているということが区民の皆様にも伝わっていないと思っております。ぜひここのところはキャンペーンというか、確かに30分程度で300円ですから、どれだけ広げられるかというのは限界があると思いますけれども、先程来、社会福祉協議会の実際のいろんな面での存在ということも含めまして、いいチャンスかなと思っておりますので、ぜひここは別途皆様に周知していただいて、機器自体はもちろん個人で買わなければいけませんけれども、設置自体もできないという方も多くいらっしゃいますので、ぜひここは周知徹底していただきたいと思いますけれども、この辺はいかがでしょうか。

岡安管理調整課長
社会福祉協議会で協議して前向きに検討していきたいと思っています。

辻薫委員
続きまして、おとしよりホッと相談でございますけれども、そうしますと、この件数ですね。20年度は72件ということでなっておりますけれども、今年に入っては件数はどのぐらいになるでしょうか。

佐野高齢者福祉課長
8月末の数字でございますが、32件でございます。

辻薫委員
わかりました。その相談内容なのですけれども、ここに若干書いてありますけれども、特に高齢者の相談ということで多岐にわたるかなと思っておりますけれども、重要なというか命に関わるような相談というのはなかったのでしょうか。

佐野高齢者福祉課長
結論的に申しますと、命に関わるような、あるいは本当に緊急にその方のところに出向いてやらなければいけないような緊急性の高い相談というのはございませんでした。内容で多いのは、やはり地域包括支援センターが終わった後の夜の時間帯のちょっとした困り事とかの相談の受け皿ということでございますので、夜の相談ということで悩みといいますか人生相談的な内容が増えております。それからあと多いのは、介護保険とかの手続とか通常、昼間は地域包括支援センターで受けているようなご相談でございます。

辻薫委員
わかりました。私も一般質問で、先程区長からもお話しいただきましたけれども、自殺問題について取り上げさせていただいて、やはり最初に相談を受けたところで気づいて、そして命を助けていくというネットワークづくりもお話しさせていただきました。そういった意味では最初の窓口となる相談業務でございますので、ぜひそこにとどまらせることなく、次につなげる相談をしていただきたい。また高齢者ということもありまして、より丁寧に、これは毎回お願いしているのですけれども、より丁寧な応対の相談をしていただきたいと思います。この点はいかがでしょうか。

佐野高齢者福祉課長
ご意見を踏まえまして、夜の相談の窓口がせっかくあるわけですので、PRをさらに進めて、利用が増えるように努力をするとともに、昼間の地域包括支援センターで関わった高齢者、あるいはそれ以外の部分で区民全体に対しても夜、何か相談したいこと、困ったことがあったときに相談できる窓口があるのだということをさらに徹底するように進めていきたいと思います。

辻薫委員
それでは私からは以上です。先程の数字については、今は出ないですよね。後程お願いしたいと思いますので、以上で終了させていただきます。ありがとうございました。