平成29年予算委員会 環境清掃都市整備土木費  辻発言3月 9日

池袋東西・南デッキ

 

 ○辻薫委員 次に、池袋駅東西デッキ整備事業について伺います。 この目玉プロジェクトとして、西武鉄道と連携、南デッキの一部を先行整備ということで伺っておりますけど、改めてこの整備概要とその効果につきまして伺います。

 

○原島交通・基盤担当課長  池袋駅の東西デッキでございますけれども、これにつきまして、昭和の時代から、夢のかけ橋ということで、池袋駅の上空にデッキを張るという構想があるわけでございます。そういった中で、一昨年、整備構想をつくりまして、その中では、北、南の2本のデッキを整備するということでつくってございます。その後、緊急整備地域の指定というのもございまして、その中で、どういう形でデッキを整備していくかといったことについて、現在、鋭意関係者と進めてきているところでございます。

 そういった中でも、今までもお示ししておりますとおり、緊急整備地域の指定に伴いまして、今年度、来年度末、29年度末までに基盤方針、これは、基盤というのはデッキのみならず、駅前広場ですとか、地下ですとか、そういったことも含めた池袋全体の基盤についての方針を定める予定をしておりますので、その中でデッキについても、どういう形で整備していくかといったことについても書き込んでいくということで進めております。

 

○辻薫委員  全体的な確認をさせていただいたところで、今後は、今年度、一部先行する整備につきまして、概要と、あと今言った効果を確認させてください。

 

○原島交通・基盤担当課長  来年度から、まず東西デッキの一部でありますビックリガード上空については、工事に着手をするということで予算の計上をしてございます。ここにつきましては、南デッキの一部の連結する部分ということ、それと、西武池袋ビルのデッキ、これは西武線の線路の上空にデッキができるわけでございますけれども、そこにつながる形でのビックリガード上空のデッキ、これを整備すると。

 整備主体については西武鉄道でございまして、ここについては公共的な視点が、防災面ですとか通路面、それからバリアフリーも含めて、公共的なデッキとして、国庫補助、それから区の補助を含めまして、一定の応分の負担をすると。また、このデッキにつきましては、災害時の帰宅困難者、災害時には帰宅困難者の歩行者の方々が滞留する空間として、おおむね、西武鉄道の旧本社ビルで1,400平米弱、それで今回のデッキで600平米強ありますので、2,000平米のそういった空間がこの密集した中で生まれるということで、非常に有効な空間になるというふうに認識をしているところでございます。

 

○辻薫委員  あわせて、その空間とあわせて池袋ビルが完成すると、そこも一部宿泊にも使っていただけるというようなことも伺っておりまして、大変防災の視点からも大事な、先行した事業だなというふうに受けとめております。