平成31年予算 文化商工・子ども・教育費自由 辻議員( 3月 8日)

オリンピック・パラリンピックの気運醸成事業

○辻薫委員  私も星野学習・スポーツ課長に伺います。

オリンピック・パラリンピックの気運醸成事業経費について、昨年の決算特別委員会でもちょっと触れさせていただきましたので、いよいよ明年、オリンピック・パラリンピックが開催されるということで、この気運醸成が大変に重要であるという観点から、伺いたいと思います。

まずは、この平成30年度のこの事業実績について伺いたいと思います。

○星野学習・スポーツ課長  昨年度の気運醸成イベント、6事業で計15日間にわたって約2,200人ほどの御参加をいただいております。主な事業でございますけれども、例えば金メダリストの豊島区在住の西本哲雄先生によるバレーボール教室であるとか、あとは、豊島区のセンタースクエアで開催いたしました「パラスポーツを知って!応援しよう!」というパラスポーツの体験イベント。そのほか、夏休み、オリンピック2年前に実施いたしましたわくわくスポーツひろば、こちらで、単体で1,000人ほどお越しいただいております。こうした体験型のイベントを平成30年度実施してきております。

○辻薫委員  そうですね、私もセンタースクエアで行われたイベントに参加させていただきましたけども、どのような趣旨で実施されていたのか、それと、また区民の声というか、反響についてもちょっとあわせて伺いたいと思います。

○星野学習・スポーツ課長  イベントの趣旨でございますけれども、まず、パラスポーツ、パラリンピックの気運醸成というものが、まだまだ必要であるというようなところから始めております。パラスポーツの始まりというのは、障害者のためのスポーツであるというところでございますけれども、実は誰でも楽しめるスポーツであるというように感じてございます。例えば、ボッチャでありますと、重度の脳性麻痺の方のためのスポーツであったんですけれども、現在では、子どもから大人まで、健常者、障害者の方も一緒になって、楽しめるスポーツでございます。こうしたパラスポーツを実際に体験してみて、そのおもしろさを知っていただくことによって、まずは、そのパラスポーツを身近に感じていただく。そして、パラリンピックも人ごとではなくて身近な大会であるという、そうした自分ごととして捉えていただけるような、そのように楽しいイベントにしていきたいなということで始めさせていただいております。

参加された方のお声でございますけれども、先ほどのあの「パラスポーツを知って!応援しよう!」というイベントでございますけれども、6月に実施いたしまして、南池袋小学校の5年生を対象に、1回だけの講座の予定でございましたけれども、小学生からの反響も非常によくて、学校の校長先生、副校長先生からも、ほかの学年でも、ぜひやっていただきたいと。そういうお声をいただきまして、結果といたしまして、3年生から6年生まで全ての学年に実施をさせていただきました。非常に評判がよかったイベントでございました。

○辻薫委員  私も決算特別委員会でパラアスリートのお話もさせていただいて、区にもいらっしゃるので、ぜひそういう方たちの応援のためにということもお話しさせていただきましたけども、そこで、この平成31年度は、平成30年度と比較して約1,200万円予算増額となっておりますけども、どのような経費がふえているんでしょうか。

○星野学習・スポーツ課長  主な予算でございますけれども、例えばカウントダウンボードの設置、あとオリンピックまで何日ですと。今日で500日余りの日程でございますけれども、そうしたボードを区役所に設置をしたいと考えてございます。

そのほか、まちに、今、東アジア文化都市のフラッグとか飾ってございますけれども、そうしたオリンピックバージョンのものでも、500万円ほど設置をしてございます。

それと、来年度新しい事業といたしましては、区民会議、オリンピックに向けた気運醸成を、オール豊島の体制で気運を醸成していきたいという区民会議で50万円ほど設置を予定してございます。

○辻薫委員  ちょっと今、区民会議というのを初めて伺ったんですけども、その区民会議でやる内容というのはどんな感じなんでしょうか。

○星野学習・スポーツ課長  例えば豊島区では、競技場や練習場はございませんけれども、ライブサイトがあったり、聖火リレーもこれから具体的に話が進んでまいりますけれども、そうした聖火リレーやライブサイトといったものを、組織委員会、東京都、区が決めるのではなくて、できるだけ区民の皆さんと一緒に豊島区らしいオリンピック・パラリンピックにしていくにはどうすればいいのか一緒に考えていくことによって、気運を盛り上げていきたいと考えてございます。

また、委員から決算特別委員会でも御指摘いただきました、地元のゆかりのアスリートを応援したらどうかというようなお話もいただいております。そうした地元のゆかりのパラリンピアン、オリンピアンの方もこの会議に一緒になっていただいて、お知恵を拝借しながら、皆さんで地元のゆかりのアスリートも応援していくと。そのような体制も整えていきたいと考えてございます。

○辻薫委員  やはり先ほどのパラリンピックの選手についても、もう一歩というようなところで、そういう意味では選ばれるような状況にいらっしゃって、やはり、区民との交流というのがなかなかできていないということで、いかに応援できるかというところも、ぜひその会議でも検討していただきたいなというふうに思っています。区民から代表で、区民からというよりも、それは国民になってしまいますけども、区としても、地元としても、みんな応援しているという、そういう気持ちがあると、もう一歩、力を出せるんじゃないかなと思いますので、その会議での取り組みも期待したいと思います。

オリンピック・パラリンピック・成人式

○辻薫委員 私も、高校のときはバレーボール、そして大学のときは野球をやっていまして、そのスポーツのこの楽しさというか、大変な中でも楽しさというのを非常に感じておりますけれども、ぜひこの東京オリンピック・パラリンピックの大成功へ向けてということで思っている一人でございますけども、ちょっとこれ提案なんですけども、今年の1月の成人式には、アニメ成人式ということで大々的に行われましたけども、せっかくですから、提案ですけど、明年の成人式は、このオリンピック・パラリンピックにちょっと絡めた成人式ができればいいかなと思っているんです。この点についてはいかがでしょうか。

○星野学習・スポーツ課長  来年、次の成人式が2020年1月の実施でございます。今年も2019年もそうなんですけれども、東アジア、そしてオリンピック・パラリンピックに向けて、これからあらゆる機会を捉えて、特に2020年は、あらゆる機会を捉えてオリンピック・パラリンピックの気運醸成に取り組んでいきたいと考えてございます。まさにその2020年の1月というのは、オリンピックイヤーの幕あけの最初の大きなイベントでもございます成人式においては、委員、今御提案いただきましたオリンピックの気運醸成につながるようなイベントにしていきたいと考えてございます。また、ハレザ池袋での初めての成人式にもなっていきますので、企画は、まだ白紙の状態ではございますけれども、そのようなことに取り組んでいきたいと思います。

○小澤国際文化プロジェクト推進担当部長  オリンピック・パラリンピックも所管をしてございます。先ほど委員の御質問で、東京オリンピック・パラリンピック連携担当課長が御案内申し上げましたように、東アジアの開催、2020年の前の年に、2019年に国際発信をすると。2020年のオリ・パラの気運醸成を図るということも、東アジア文化都市の7つの目標の1つに入ってございます。せんだっての2月1日の開会式では、1万人で歌う「わたしは未来」ということをやりましたけれども、それと同じような形で、例えばその閉幕式の周辺では五輪音頭をあわせて子どもたちに歌ってもらう、あるいは踊ってもらうというようなこともできたらどうかというようなことを考えているところでございます。

そうしたことも含めまして、東アジア、ただ単独でやるのではなくて、2020年につながるような気運醸成につなげた上で、御提案の来年の成人式と。あるいは、さまざまな区のイベントに結びつくような形で考えていきたいと思ってございます。

○辻薫委員  大変ありがとうございます。大いに期待するところで、やはり今年、東アジア文化都市を開催する意義というのが、だんだん、先ほど答弁はいただいておりますけれども、このオリンピック・パラリンピックへ向けての助走という意味合いもあるかなというふうに思っております。今後、東京都との連携ということで非常に成功へ向けての、そういう意味では取り組みも大事になってくるかと思いますけども、ぜひ期待しておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。