平成29年予算委員会 環境清掃都市整備土木費  辻発言3月 9日

道路維持修繕経費、路面下空洞調査

 

○辻薫委員  どうぞよろしくお願いいたします。私は、道路維持修繕経費、路面下空洞調査につきまして伺います。

 昨年の決算特別委員会でも取り上げさせていただきまして、その直後に福岡市のJR博多駅前の大規模な陥没事故が起きたということで、それを受けて、さらに、第4回定例会一般質問で根岸議員がこの点につきまして取り上げさせていただきました。

 そこでまず、平成26年度、27年度に実施した空洞調査とその結果、その後の対応につきましてお聞かせください。

 

○松田道路整備課長  26年度、27年度に実施しました空洞調査の結果でございますけれども、早期に補修の対応が必要であると判断された空洞箇所は、平成26年度に34カ所、平成27年度に53カ所、合計87カ所ございました。平成28年度、今年度すべての補修が完了しているところでございます。

 

○辻薫委員  区民の方、心配された点が、やっぱり大規模陥没の事故が起きたということで、では、本区はどうなっているのかということで、今改めて確認させていただいた次第ですけども、やはり一般質問の際に、根岸議員から、路面下空洞調査について、本区の防災計画に位置づけるということで、これは答弁いただきました。さらに、ホームページ等を通じて、空洞調査の補修結果について、やはり心配されている区民の方々にということでお知らせをお願いしましたけど、この点につきまして、よろしくお願いいたします。

 

○松田道路整備課長  幅広く空洞調査の結果なり、空洞調査がそもそもどのようなことをやったのかということを区民の皆様に伝えることを目的としまして、1月の6日付でホームページを更新しまして、この空洞調査、路面下の空洞調査について記事を載せてございます。

 

○辻薫委員  早速の対応に大変感謝しております。

 そこで、路面下空洞調査を次年度以降どのように進めていくか、この点につきましてお聞かせください。

 

○松田道路整備課長  我々も、この結果、実はこんなにも空洞があるのかということでびっくりしたところでございます。今まで道路の補修というのは、年3回パトロールをやってございまして、表面上の、例えばわだち掘れであるとか、平たん性が欠けているだとか、ひび割れであるとか、このようなものから判断し改修を行ってございました。

 しかしながら、今回の空洞調査結果を見ますと、表面からだけじゃわからない道路の危険が潜んでいるということがよくわかりましたので、この取り組みについては継続的に行っていこうというふうに考えてございます。平成29年度につきましては、まず、継続的に、どのように対象を決めるのか、あるいは、どのくらいの予算規模でやっていけばいいのか、その辺を決めるために、まずは今回の補修結果をまとめると同時に、今後の調査計画、こちらを策定しようと思ってございます。

 

○辻薫委員  そうしますと、特にこの空洞調査というところの名称では、予算の中には載っていませんけれども、この予算についてちょっとお聞かせください。

 

○松田道路整備課長  この調査に係る経費でございますけれども、今現状で、枠内予算化されていますこの維持補修経費の中で、今までは道路管理者がすべて実施していたんですけれども、その分の一部をこの空洞調査にかけることで、補修の負担を、あるいは起因者に、要は原因者、空洞をつくった原因者、各企業者に振り分けることも可能でございます。そういったこと考えますと、新たに予算をつけるというよりは、調査を道路管理者が主体で行い、補修、維持補修にかかる費用については、ある一定の部分を各企業者に負担していただくというようなことでやっていこうと思っております。

 

○辻薫委員  よろしくお願いします。私どもが主張しているのは、やはり防災・減災という視点から、大きな、そういう意味では、逆に言うと費用もかからないうちに、小さな段階でということで主張させていただいているわけでございます。

 あわせて、先ほど無電柱化の話もございました。実は、陥没調査というだけではなくて、路面下の空洞調査というのは、そういう意味で、埋設物がどのようになっているのかと、道路の下にどうなっているのかということもあわせて調査できるというふうなこともちょっと伺っておりますので、今後の無電柱化に向けての取り組みとしても非常に大事なことかなと思っていますので、また今後ともそれは引き続き検討していただきたいと思っています。